冬のSOLDES (ソルド) 


パリは今、冬のSOLDES(Solde d’hiver à Paris)の真っ最中、街中バーゲン一色です。

ニナファームが設立されたフランスでは、SOLDESの開催日時をはじめ内容に関して法律で厳密に規定されています。

期間外の開催やセール用の商品ストックは禁止。価格、値引き率の表示にもルールがあり、遵守されているか抜き打ちで検査を行い、違反した企業には多額の罰金が科せられます。

良い品を安く手に入れるチャンスに世界中から集まる買い物客でパリの街は賑わいます。
1月と6月の年2回、5週間に亘って開催されるSOLDESは、国を挙げての一大イベントです。

1月に開催される冬のSOLDESは、だいたい1月の第2週目からスタートします。
6月の夏のSOLDESはだいたい6月の最終週からスタートすることが多いようです。

セールは、基本的に水曜日に始まり火曜日に終わるよう、セール期間が設定されています。

また、ファッション関係の商品が安くなるイメージを持たれやすいSOLDESですが、安くなるのはそれだけではありません。
食器や家具などもSOLDESの対象商品となっていることがあります。
電化製品も安くなっていることがあり、お目当ての商品を破格の値段で購入できる可能性もあります。

SOLDESでは、デパートやブティックにも、郊外のアウトレットにも-50%や70%OFFの文字が並びます。
お目当ての服などは事前に試着を済ませ、初日の開店前から行列に並んでGetします。

5週間という長い開催期間ですが、期間中の再仕入はNGなので「売り切れ御免」です。
人気商品ほど早く売れてしまいますが、週を追う毎にプライスダウンする店もあるので、直感を信じるか運命に任せるか、タイミングの見極めもショッピングの楽しみの一つです。
冬枯れのパリの街に大きなペーパーバッグを持った人々とSOLDESの文字が踊ります。