世界一おしゃれな紳士たち

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アフリカ コンゴ民主共和国にサプール(Sapeur)と呼ばれるおしゃれな男性たちがいます。
首都プラザヴィルのスラム街をディオールやランバンのスーツに身を包んで歩く紳士たち。

「エレガントで愉快な仲間たち」というフランス語の頭文字をとったSAPE(サップ)という「ファッション美学」があり、それを継承する男性たちを指す言葉がサプールです。

かつてフランスの植民地だったコンゴで、フレンチ・ファッションは独自の美意識で蘇りました。
サプールたちは、一着のスーツに数か月分のお給料をつぎ込んで、ワードローブを満たします。
「コーディネートは3色以内」の鉄則を守り、ビビッドカラーのスーツも見事に着こなします。

職人の師弟制度のように教養や、倫理観を伝承し、流暢なフランス語で「平和」を唱えます。
10代から80代まで、普段は電気技師、農夫、ドライバー、公務員などの仕事をしながら、週末になると、一流ブランドのスーツに身を固めて、軽快な足取りで街に繰り出します。

彼らが歩けば人々が集まり、あちこちから声が掛かります。声援に応えてポーズを決め、ステップを踏んで見せると、大きな歓声や手拍子が起こり、街中が笑顔で溢れます。

スラム街のおしゃれなヒーローたちは、「武器を捨て、エレガントに生きる。」を哲学に、人々に勇気と元気を与えています。コンゴ政府も彼らの活動を「文化・芸術」として認め、今、世界中が注目しています。

サプール…ルックスもマインドもエレガントな紳士たち。
カッコ良すぎです! ブラボー!!

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