モンブラン・オ・マロン

ビューティコラム20160928
ニナファームの生まれた街であり、原点であるサヴォワ地方のアヌシー。
アヌシーはフランス・アルプス山脈、モンブラン山群の麓にあります。モンブランと聞くと何を思い浮かべますか?アルプス山脈?それとも万年筆ですか?
私はもちろん《モンブランケーキ》です!!

モンブランは生クリームをヒモ状の黄色いクリームでクルクルと包み、盛り上げ、甘く煮た栗がてっぺんに乗っているケーキですね!!一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。

モンブランが、フランス菓子だということは名前からもお解りになると思いますが、実は日本人に馴染みのあるモンブランは日本仕様ってこと知っていましたか?!
私たちが見慣れているモンブランの発祥は東京・自由が丘のケーキ屋さんだといわれています。
フランスのモンブランをもとに、和栗のペーストを使った今ではおなじみの黄色いモンブランが生まれました。

アルプス山脈のモンブランの名称の由来は、フランス語で“白い山”。
ヨーロッパアルプスのフランス、イタリアをまたぐアルプス山脈の最高峰で、頂上に白い雪が降り積もっている山の形から、モンブランと言われています。

ケーキのモンブランの由来はいくつかあるようで、フランスでアヌシーの街があるサヴォワ地方とイタリアのピエモンテ州で食べられていたお菓子がモンブランの原型という説があります。

フランス側から見えるモンブランの光景は、丸みを帯びたドーム型で等高線の間隔が広くなだらかな姿。イタリア側から見ると鋭く尖った山で、氷河が荒々しく山肌を削り取ったため、険しい形に見え、両国から見える山の印象が違います。

それと同様、ケーキのモンブランもそれぞれの国から見える山の形になっているのです。日本のモンブランのように甘栗が頂上にデコレーションされていないので、日本人から見ると何かもの足りない感じもしますが…。一度、日本のモンブランも含めて食べ比べをしたら楽しそうですね!!