フランスの思い出の味 ~そば粉のクレープ~


 
今回は、フランス北西部のブルターニュ地方の名物料理、そば粉を使ったクレープ 「”Galette de Sarrasin”(ガレットドゥ サラサン)」をご紹介。
日本人になじみのある小麦粉を使ったデザートのクレープとは別に、そば粉で作った塩味のメイン料理として気軽に食べられるフランス料理です。具はハム、卵、チーズ、キノコ、ベーコンなどがベーシック。ポイントはこのガレットと一緒にリンゴの発泡酒シードル(りんごのスパークリングワイン)を飲むのがフランス風。飲みやすいのでボトル1本を簡単に空けちゃうほど。(飲み過ぎたこともあったなぁ・・・笑)
ブルターニュ地方にはいたるところにクレープリー(クレープ料理のお店)があります。パリにもクレープ店が立ち並んでいる通りがあり、夜遅くまで友人や恋人同士でシードルを飲みながらにぎやかに会話を楽しんでいます。たまにはこんな手軽なフランス料理を食卓に並べてみるのもおしゃれかも!!
 
〈HOW TO COOK〉
①大きめのボウルに、そば粉、塩を入れ、用意していた水100mlを少しずつ入れよくなじませる。
②そば粉に水がなじみ粉っぽさがなくなったら、生地を練るようにして粘り気を出す。
③卵を入れて手で空気を含ませるように混ぜ合わせ、残りの水を加えよく混ぜて完成。
④ラップをして一晩寝かせる。1時間~数時間でも大丈夫ですが、一晩寝かせるのが理想。
⑤フライパンを熱してサラダ油少々をひき、キッチンペーパーなどでなじませる。
用意していた生地をお玉1杯分弱流し入れて、フライパンを手早く回しながら薄く広げ、中火で焼く。
⑥表面が固まってきたら裏返して裏面も火が通るまで焼く。
⑦焼いた生地にハムとチーズをのせ、塩・こしょうをする。
⑧生地の四方を中身を軽く包み込むように折り曲げる。フライパンにふたをして、チーズが溶けるまで弱火で焼く。
⑨チーズが溶け、生地がカリカリになるくらいまで焼いたら出来上がり!!
 
〈材料 (6枚分)〉
そば粉・・・150g
卵・・・1個
水・・・250ml
塩・・・小さじ1/4
サラダ油・・・適量
—トッピング用—
ハム・・・6枚
とろけるチーズもしくはピザ用チーズ・・・適量
ベーシックなトッピングのパターンなので、キノコ(しめじなど)やベーコンを入れてもおいしいですよ!!