ニナファームの研究・開発力を支える「オヴェルデ」から夢の実現へ


二ナファームのポリシーは植物の力を最大限に引き出し、その効果を多くの人たちに届けることです。そのポリシーを具現化したのがニナファームが所有する自然と科学を融合した植物園「オヴェルデ」です。ここでは世界中から厳選した希少な品種の植物が数多く集められ栽培されています。

千寿オリーブもその一つです。ニナファームが現在最も力を注ぐ研究テーマの象徴として、オヴェルデの中心に樹齢2200年の千寿オリーブを植樹しました。

研究者たちはこの千寿オリーブから得た数多くのデータや研究成果を活かし、健康長寿の重要なファクターとなるミトコンドリアとマイクロバイオータの相互作用や千寿オリーブのマイクロバイオータがつくり出すメタボライトについて研究しています。まさにオヴェルデでしか成し得ない研究です。そしてついに千寿オリーブのマイクロバイオータを活用した独自の発酵技術を開発することに成功したのです。

ニナファームが所有する植物園「オヴェルデ」

オヴェルデはスペイン南東部のアリカンテに位置しています。この土地が選ばれた理由は、千寿オリーブの生育に適した環境であることはもちろん、最大の理由に千寿オリーブのマイクロバイオータを保護・強化できる多くの条件が揃っていたからです。

一つは「日照時間が長く常に強力な紫外線が降り注いでいる」ことです。紫外線は殺菌作用があるほど強いエネルギーを持つため、継続的に浴びることで生命力の弱いマイクロバイオータは死滅し、強い力を持った少数のマイクロバイオータだけが生き残ります。

もう一つは「雨量が少なく乾燥している」ことです。本来、多くのマイクロバイオータは雨が多く、湿度の高い環境を好むため、アリカンテの気候では生命力の弱いマイクロバイオータは生き残ることができません。つまり、長い年月の中で生存競争を勝ち抜き千寿オリーブに定着した秀逸なマイクロバイオータだけが生き残るというわけです。これは、千寿オリーブのマイクロバイオータを保護・強化するうえで、最高の条件なのです。

そして、アリカンテが選ばれたもう一つの理由が、ニナファームの土壌への強いこだわりです。アリカンテの土壌は除草剤や農薬などによって汚染されていないことはもちろん、ミネラルなどの栄養素を豊富に含み、植物の生育に適した土壌といえます。
これらのことから、アリカンテは千寿オリーブのマイクロバイオータにとって、まさに楽園ともいえる極めてユニークな条件が揃った土地なのです。