「今日は大寒で~す!」
なぜ大声で叫んだのか、よくわかりませんが、今日は平成27年(ニナの年)の大寒です。平成27年は、ニナファームの語呂合わせから、ニナの年と呼んでいます。
大寒は1年に24ある節気のひとつであり、1年の中でも最も寒い時期です。節気とは、春夏秋冬を更に細かく分けた季節のこと。
春の始まりや春の終わり、夏の暑い時期など季節を細かく分けることで、気温や天候の変わり目を把握するのに役立っています。
二十四節気のほかにも、七十二候というさらに細かく分けられた表現もあります。七十二候では約5日ずつに分けられ、より細かな季節の移り変わりを知ることができます。
1月5日が寒の入り、6日の小寒から立春までを「寒の内」といい、大寒はその真ん中です。暦の上で最も寒い時季にあたり、寒さに耐えて心身を鍛えるために、寒稽古、寒禊などはこの時季に行われます。
寒さを利用した寒天や干し芋、凍み豆腐作りも季節の風物詩です。
寒中に汲んだ水を「寒の水」といって、雑菌が少なく長期保存に向いていることから大寒の朝に水を汲み置きする他、日本酒や味噌、醤油の仕込みにも用いられます。また、健康と金運をもたらすといわれる「大寒卵」も、縁起物として珍重されています。
大寒卵は大寒の日に生まれた卵のことです。寒い時期にはあまり卵を産まないニワトリがたまに産んだ卵には、これまでの卵よりも栄養が多く含まれているという説から健康に良いとされています。
しかし、現在は空調の効いた質の良い場所で効率よく卵を産んでいるため、栄養が高くなるということはないそうです。
また、金運をもたらす理由は、その黄身にあります。大寒に生まれる卵は黄身の色が濃いといわれています。その濃い黄色から金運にいいとされています。
一年で最も寒い大寒・・・ということは、これから一歩ずつ春が近付いて来るということ。
現実は、これからの寒さが厳しいのですが、縮こまってしまいそうなカラダをほぐして、おなかの中から大声で叫んでみませんか?「今日はニナの年の大寒で~す!」