夏のダメージが表面化、秋に起こる肌のトラブル


 
夏のダメージが噴出!秋枯れした肌にはさまざまなトラブルが表面化します。
・肌がゴワゴワして硬い
・顔色がどんよりして冴えない
・キメが粗く、ザラつく
・シワが深くなった気がする
・カサカサして化粧のりも悪い

原因は角層環境の悪化による「うるおい不足」です!

肌の最表面にある、たった0.02mmしかない角層ですが、すこやかなターンオーバーのサイクルを繰り返しながら、肌の美しさに欠かせない肌内部のうるおいを守るという重要な役割を果たしています。つまり、この角層が夏のダメージを引きずったままだと、肌はうるおい不足に陥り、秋口に悩みが増えてしまうのです。
 

まずは、うるおいに満ちたすこやかな角層を知ろう!

●肌本来の生まれ変わり:ターンオーバー
正常なターンオーバーによって古い角質は自然と剥がれ落ち、常に新しい細胞と入れ替わっています。また、この過程で肌が本来持つ保湿成分もつくり出されています。

●肌本来の保湿成分:細胞間脂質
細胞と細胞の隙間を埋めるように存在し、細胞同士を密着させ、角層内のうるおいが蒸散しないように防いでいます。

●肌本来の保湿成分:天然保湿因子(NMF)
高い吸湿性で細胞の中のうるおいをしっかりと抱え込みながら、角層全体をみずみずしく保っています。

●細胞内のうるおい
 

うるおい不足に陥った角層状態を知ろう!

●ターンオーバーの乱れ→古い角質が山積み!
夏のダメージによるターンオーバーの乱れで、本来自然に剥がれ落ちるはずの古い角質がいつまでも剥がれ落ちずに肌表面に山積みになっています(角質肥厚)。角層に備わるうるおいを保つ機能が発揮できないばかりか、スキンケアで与えたうるおいも浸透しにくくなっています。

●細胞間脂質が減少→角層が隙間だらけ!
細胞間脂質が減少し細胞同士の密着が弱まっています。角層内は隙間だらけになり、うるおいが逃げやすい状態に。外部刺激もブロックできなくなるので、角層環境はますます悪化してしまいます。

●天然保湿因子(NMF)が減少→うるおいを抱え込めない!
天然保湿因子(NMF)をつくり出す力が低下しています。細胞内でうるおいを抱え込む力が弱まり、角層の乾燥が一気に進んでしまいます。
 
秋口の肌は角層環境の悪化に伴い、「うるおいを抱えて逃さない」肌本来の力がいつも以上に低下。
美肌の源となるうるおいが不足し、乾燥やシワだけではなく、シミやくすみなどのトラブルに発展してしまいます。