健康と美容のカギになる腸内環境のお話
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消化不良や腹痛、風邪、肌トラブルなど、体の不調を感じたときに、それぞれに合った対策もありますが、まずは、腸内環境を見直してみてはいかがでしょう?
実は腸は全身の健康や美容と深いつながりがあるのです。身体の不調はもしかしたら腸内の状態が良くないからかもしれません。
いつまでも健康で美しくあるために、腸内環境について考えてみましょう。ニナファームジャポンがご紹介します。
1.腸ってどんな器官?
私たちは食事によって栄養素を摂取します。腸はその栄養素を体内に吸収する役割を担う大切な器官。腸から吸収された栄養素は血液によって全身に運ばれ、身体をつくり、生命を維持する材料となっているのです。
ただ、食事をすると栄養素と一緒に病原菌やウイルスなども体内に入ってきてしまいます。それらを除去するのも腸の役割。体内の免疫細胞のうち約7割が腸に集まっており、侵入してきた病原菌やウイルスを取り除いてくれているのです。
つまり、腸がすこやかに働いているからこそ、健康と美を維持できるということ。それゆえ腸内環境を整えることはとても大切なのです。
2.腸内細菌って何?
腸内環境をつくっているのは、腸内に棲みついている腸内細菌です。
腸内に約100兆個もいるといわれる腸内細菌は、健康と美容に有益に働く「善玉菌」、病気や不調の原因となる「悪玉菌」、そして良い働きも悪い働きもする「日和見菌(ひよりみきん)」の3つに分類されます。
腸内環境の良し悪しは、この3つの菌のバランスで決まります。
3.腸内で悪玉菌が増えるとどうなる?
腸内で悪玉菌が増えると、食事で摂ったタンパク質や脂質の腐敗が進み、毒素などの有害物質が発生。それによって活性酸素も発生し、腸の働きが低下します。
さらに有害物質が腸から吸収されて血液によって全身に運ばれると、その先々でも活性酸素が発生し、生活習慣病や肌トラブルなど身体全体に悪影響を及ぼします。
4.腸内環境はコントロールできる?
腸内では善玉菌と悪玉菌が相手より優位に立とうと戦っていますが、健康と美容のためには善玉菌の味方をしたいもの。
善玉菌の好物は野菜や発酵食品、悪玉菌は肉や油が大好物です。適度な運動を好む善玉菌に対して、悪玉菌はストレスが大好き。
そのため、食生活や生活習慣を見直すことで腸内環境はコントロールできるのです。
5.加齢が腸内環境を悪化させる?
腸内細菌のバランスは、50代頃を境に善玉菌が減り、悪玉菌が増えていくことがわかっています。これまで健康に過ごしてきた人も、いつも以上に気をつける必要があります。
食生活を整え、生活習慣を改善することはもちろん、サプリメントなどを取り入れて理想的な腸内環境を目指しましょう。