Relax緩めよう!

ニナファームのビューティコラム20160309

現在、日本では4人に1人が花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の症状があり、国民病のひとつといわれています。
またアトピー性皮膚炎や気管支喘息などのアレルギー症状に悩む人の数も年々増加の一途を辿っています。
これら粘膜(眼、鼻、喉)や皮膚のアレルギー症状は、実は腎臓の働きと深い関係があるのです。

雪解けの時期になると、植物たちはいっせいに花を咲かせ、新たな生命を生みだすために花粉を飛ばしはじめます。また冬の間じっとしていた微生物たちも活発に動きはじめます。花粉症を引き起こすもので特に多いのがスギやヒノキの花粉です。また最近では春先のみならず夏から秋にかけて飛散するブタクサの花粉症も増えてきています。

そんな植物と同じように私たち人間もまた、冬の間は、寒さで緊張していたカラダが、春の訪れとともに緩んできます。

ところが、その際に人によってはストレスや低体温などにより、カラダをうまく緩められないことがあります。
特に腎臓が緩まないと汚れた血液を濾過できず、毒素や老廃物を排出することができません。

そこでカラダは、緊急処置として準備の整っていない腎臓に代わって、鼻や喉、眼の粘膜に指令を出して異物が体内に入るのを防ごうと一生懸命働き始めます。この時、粘膜が過剰に反応した結果として、鼻水、涙、眼の痒みなどの症状が引き起こされるのです。つまりアレルギーは、免疫の過剰防御反応といえます。

アトピーなどの皮膚の炎症も体内毒素を排出する手段としてカラダが行う緊急処置です。
人間のカラダは本当にエライのです。一見不都合なように見えたとしても、実は自然界の一員として完璧に設計された存在なのです。

アレルギーの症状は、「Relax!」のメッセージかもしれません。
深呼吸や趣味に没頭する時間を作るなど意識的にリラックスする方法などを取り入れて、心もカラダも緩めましょう。