正しい対策で紫外線を徹底ブロック! -前編-
いつまでも若々しい肌を保ちたい。その方法としてもっとも効果的なのが「日焼け止めを塗ること」です。でも、なんとなく塗っていてもその効果は半減し、十分な効果は得られません。日焼け止めを正しく理解して選び、使用することが大切です。
日焼け止めの基本を学ぶ
◆日焼け止め表示の見方
SPF・・・(肌に炎症を起こす)UV-Bをブロックするカ
UV-Bの防止効果を表す数値。日焼け止めを塗った場合、何も塗らないときに比べて肌の炎症を起こすまでの時間を何倍に延ばせるかということを表しています。
例) SPF25=紫外線を浴び始めて肌に炎症を起こすまでの時間を25倍まで延ばせる
PA・・・(光老化を引き起こす)UV-Aをブロックするカ
UV-Aの防止効果を表す数値です。PA+(ピーエーワンプラス)からPA++++(ピーエーフォープラス)までの4段階があり、+の数が多いほどUV-A防止効果が高いことを表しています。
◆紫外線をブロックする原料
紫外線をブロックする原料は主に「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があり、それぞれブロックするための働きが異なります。
紫外線吸収剤
紫外線エネルギーを取り込み、化学反応を起こさせ熱に変換し、肌の外に放出します。これにより肌内部に紫外線が侵入するのを防ぎます。しかしこの化学反応で変化した熱や物質が刺激になることもあります。
主な成分:t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オキシベンゾン-3など
紫外線散乱剤
紫外線散乱剤は光を反射するパウダー状の粒子でできており、この特性を利用して肌の表面で紫外線を反射・散乱させることで、紫外線が肌に当たるのを防ぎます。紫外線吸収剤に比べ、肌への負担が少ないことが特長です。
主な成分:酸化チタン、酸化亜鉛など