溜め込まないボディへの道~無理なく楽しくボディメイク~
年齢的に…。太りやすい体質だから…。
あきらめは禁物です。顔同様にボディも手をかければ応えてくれます。
根本原因を知って、無理なく楽しくボディメイク!
体重は変わらないのに太った印象。溜め込みやすいボディ
美容的にも、健康的にも太り過ぎはあまり歓迎できません。でも、その目安は?となると、即座に答えられない方も多いのでは。
やせたいと思う気持ちはあるけれど、実際にどこまでやせることが自分にとって適正なのかは、人それぞれの判断になってしまいます。だから、まわりから見てまったく太っていない人からでも「やせたい」と言う言葉を聞くことがあります。
医学的には身長と体重の関係から肥満度をチェックするBMIがひとつの基準になっています。この数値から肥満度を知ることができます。また、やせすぎず健康的なヘルシーボディを目指すひとつの目安にもなります。
では、なぜ太るのでしょう?シンプルに言えば摂取エネルギーよりも消費エネルギーが下回り、余ったエネルギーが脂肪となり体内に蓄えられてしまうからです。
もちろん、過食が要因のナンバーワンかもしれませんが、今や特別ではなく日常的なことになりつつあるダイエット時代。よっぽどのことがない限り、食べ過ぎで太ってしまった、という人は実は少ないようです。
ここで注目したいのは、特別な心あたりがないのに、ある日突然気づくボディラインの崩れです。なんとなく下腹がたるんできたり、腰やお尻に脂肪がついたり、肌表面がデコボコしたり…。代謝の悪さや運動不足、生活習慣などさまざまな要因が絡み合い、脂肪や老廃物を溜め込みやすいボディになってしまうのです。
めぐりの悪い冷えたボディは脂肪や老廃物を溜め込みやすい
溜め込みやすいボディの要因となるひとつに、基礎代謝の低下があります。基礎代謝とは、呼吸や体温維持、血液の循環など、生命維持に最低限必要なエネルギーのことです。
眠っている間にも消費され、1日の消費エネルギーの約70%近くを占めています。つまり、基礎代謝が高い人は、脂肪を燃焼させるので溜め込まないタイプとも言えます。ところが、この基礎代謝は、年齢とともに下降気味になります。だから、年齢とともに太りやすくなったと感じることもあるわけです。
基礎代謝は筋肉量と深く関わりがあり、低下を止めるためには、運動などで適度な筋肉を維持し、減らさないことが大切です。
そして見逃せないポイントが、血行やリンパなど体のめぐりをよくすることです。
たとえば、お腹のまわりやお尻を触って冷たく感じることはありませんか?体の冷えは、血液やリンパの流れが悪く代謝機能が低下しているサインです。老廃物が留まりやすく、脂肪細胞とくっつくことで肌表面がデコボコした状態となる「セルライト」ができやすくなります。セルライトができるとまわりのリンパ管や血管を圧迫し、ますます代謝機能が低下。セルライトを増やしてしまう結果に。
さらに、血流が悪くなれば筋肉を硬くし、基礎代謝の低下が進行します。筋肉のポンプ機能が弱まれば、血流が悪くなり体が冷えてしまうという、まさに脂肪や老廃物を溜め込みやすいボディをつくってしまうのです。
また体の冷えは、脂肪分解酵素、リパーゼの活性を阻害してしまいます。
冬に脂肪がつきやすいのは、体の防御本能のひとつ!?
脂肪は本来、悪者ではありません。体の組織を冷えや外部の衝撃から守ったりと、大切な役割があります。適度な脂肪は女性らしい曲線をつくる上でも必要不可欠です。
とくに冬場は寒さから体を守るために脂肪を蓄える時期。蓄えられた脂肪は、体温を維持するために基礎代謝が高まるため、本来燃焼が促されるはずですが、暖房などで過ごしやすい現代の環境では、そのエネルギー消費も少なくなっています。
また、年末はイベントも多く、つい食べ過ぎてしまうことも。寒さから外出や運動量が減り、消費エネルギーよりも摂取エネルギーが上回ることに関係しているようです。
溜め込まないボディ度チェック!
□適度な運動をしている
□体脂肪は平均的
□睡眠は十分にとれている
□冷え性ではない
□趣味をもっている
□朝はすっきり目覚める
□歩くことを心がけている
□姿勢がよい
□水をよく飲む
□顔も体も血色がよい