大人の肌状態を悩みから解き明かす~シミ・くすみ編~
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前回は、大人の肌トラブルの中から、乾燥と小ジワについてご紹介しました。今回はシミ・くすみ編です。ニナファームジャポンと一緒に学んでいきましょう。
大人の肌トラブル3 シミ
シミは、紫外線や摩擦などの外部刺激によって発生する活性酸素などがメラノサイトを刺激し、メラニンが過剰に生成されることで発生するトラブルです。
すこやかに整った角層環境であれば、スムースなターンオーバーによって古い角質と一緒にメラニンの排出が行なわれるので、徐々に薄くなり、消えます。しかし、ターンオーバーの乱れで角質肥厚を起こした肌は、メラニンの排出が滞っているので、いつまでも角層に留まりシミが慢性化します。
シミをつくらないためには、過剰なメラニン生成を防ぐ生活習慣などを身につけること。さらに、できたメラニンをスムースに排出できる角層を育むことも重要です。
過剰なメラニン生成によるシミは外的要因だけではありません。女性ホルモンバランスの乱れや過度の精神的ストレスなどでも起こり、これが原因で発生するシミを肝斑(かんぱん)といいます。
大人の肌トラブル4 くすみ
肌をくすませる要因は、角質肥厚、糖化、血行不良などさまざまです。特に角質肥厚によるくすみは大人の肌に起こりやすいトラブルです。
本来、透明感はみずみずしく整った角層に光が透過し、きれいに反射することで生まれるものですが、角質肥厚を起こした肌では、光の透過と反射が乱れ、結果、くすんだ印象になります。そして、糖化で起こるくすみは一般に“黄ぐすみ”ともいわれ、これは褐色をしたAGEsが肌に蓄積し、肌全体が黄色っぽくなることで起こります。
この2つはくすみの要因を排出させることで透明感が維持されるのでターンオーバーが乱れないよう注意しましょう。さらに血行不良によるくすみは、血流が滞り血液中の酸素が減ることで血液が黒っぽい赤色に変色し、それが肌から透けて見えることで起こります。身体の巡りを意識した生活習慣が大切です。