加齢による腸内環境の変化はプラスケアで解決!

腸内環境を良好に保ってくれる善玉菌。その代表は善玉菌の99.9%を占める「ビフィズス菌」です。

しかし50代を境にビフィズス菌の量は急激に減少。そのため悪玉菌が増加し、放っておけば腸内環境は悪化の一途を辿ることに・・・。そこで注目したいのがもうひとつの善玉菌、「乳酸菌」です。

乳酸菌とはどんな性質の細菌か、どのように摂取すれば理想的な腸内環境を保てるのか、ニナファームジャポンと一緒にさっそくみていきましょう。

1.「乳酸菌」は腸内環境の助っ人

乳酸菌の役割はズバリ「ビフィズス菌が棲みやすい環境をつくること。」乳酸菌は善玉菌のわずか0.01%と数は少ないのですが、乳酸のサポートなしではビフィズス菌は十分に活躍できないのです。

ビフィズス菌の数は50代を境に急激に減少していきます。また年齢に関係なく、乱れた食生活や不規則な生活習慣でも減少してしまいます。

腸内環境を整えるためには、乳酸菌を摂取することが重要なのです。

ビフィズス菌(ビフィドバクテリウム属に属する細菌の総称)
酸素があると生息できない細菌。人や動物の腸内に生息している。

乳酸菌(ラクトバチルス属、ラクトコッカス属などに属する細菌の総称)
酸素があっても生息できる細菌。人や動物の腸内以外にも、野菜、穀物、発酵食品など自然界に広く生息している。

2. 動物性乳酸菌vs植物性乳酸菌

乳酸菌には、乳製品を原料とするヨーグルトやチーズに含まれる「動物性」と、ぬか漬けや味噌、醤油などの発酵食品に含まれる「植物性」があります。

動物性乳酸菌は、栄養素が豊富で温度の安定した環境で育つのに対して、植物性乳酸菌は塩分や酸が多い非常に過酷な環境で力強く育ちます。

そのため、植物性乳酸菌は胃酸や胆汁などで死滅することなく生きたまま腸まで届きやすいといわれています。

3.生きたままの乳酸菌を体内に取り込む「プロバイオティクス」という考え方

プロバイオティクスとは、善玉菌が優位な腸内環境に整え、人の身体に有益な働きをする生きた微生物のことです。プロバイオティクスの代表格は乳酸菌ですが、すべての乳酸菌がプロバイオティクスというわけではありません。ある一定の条件をクリアした乳酸菌だけがプロバイオティクスとして認められています。

そのひとつに「ラクトバチルス属」が挙げられます。なかでも、ラクトバチルス属に属する植物性の乳酸菌は耐久性に優れており、生きたまま腸まで届きやすいため、人が本来持っている免疫機能を活性化してくれるとして注目を集めています。

年齢とともに善玉菌の大部分を占めるビフィズス菌は減少し、悪玉菌優位な腸内環境になってしまいます。変わらない健康と美容のためにも、プロバイオティクスを習慣的に摂取して腸内環境を整えることが大切なのです。

プロバイオティクスの条件とは(一部)

・食品などとして安全性が保証されている
・胃酸や胆汁などに耐性があり生きたまま腸まで届く
・腸内にとどまり、悪玉菌を減少させるなど腸内環境を整える・・・など