理想のターンオーバーのサイクルで強く美しい角層をつくる!


 

美肌のカギは、ターンオーバーによる肌細胞の成長過程でつくられる2つの保湿成分にあり

・細胞間脂質

角層を構成する角質細胞同士のすき間を埋めるセラミドを主成分にした保湿成分です。
顆粒層でつくられた細胞間脂質は、角層に移動した時に肌細胞から角層内に放出され、角質細胞同士を接着します。例えるならレンガとレンガの間を埋めるセメントのような役割を果たします。これにより角質細胞同士がすき間なくぴったりと密着するので外部からの刺激や異物の侵入をブロックし、肌内部の水分蒸散も防ぐバリア機能を発揮します。また、細胞間脂質は水分をサンドイッチするようにしっかりと挟み込む構造をしているため、バリア機能だけではなく、非常に高い水分保持力も備えています。

ターンオーバーが乱れると…
細胞間脂質が不足し、角質細胞同士の間にすき間ができると、さまざまな外部刺激を受けやすくなるばかりか、肌内部の水分が流出し、乾燥肌や敏感肌など、多くの肌トラブルを起こす原因となってしまいます。
 

・天然保湿因子(NMF)

角質細胞の中にあり、水分をキープする力を持った保湿成分です。
主にアミノ酸や尿酸、乳酸、ミネラルなど、いずれも水分となじみやすい複数の成分で構成されています。天然保湿因子(NMF)の最大の特長は、角質細胞内に水分を取り込む吸湿力に加え、一度抱え込んだ水分は離さないといった性質を持つなど、水分保持力に非常にすぐれていることです。ほかにも、抱え込んだ水分を角層内へ供給する働きもあり、角層全体をみずみずしくうるおすうえでも、とても重要な役割を担っています。

ターンオーバーが乱れると…
肌細胞の成長が滞り、天然保湿因子(NMF)が減少すると、いくら外から水分を与えても角質細胞や角層内はうるおいにくく常に乾燥し、ゴワついた状態になってしまいます。また、水分量の低下した角層は角質肥厚が進行し、さまざまな肌トラブルを起こす原因にもなります。