梅雨から夏の頭皮SOS -後編-


 

悪玉菌の増殖を防ぐ!
菌のバランスを整えて頭皮をレスキュー

もし、悪玉菌が増殖する要因に心当たりのある方は、今すぐ善玉菌優勢なバランスに導く習慣を実践してみましょう!菌のバランスを意識した習慣を身につけることで、悪玉菌の増殖を防ぎ、善玉菌優勢な頭皮環境へ。トラブルを予防できるだけではなく、強くきれいな髪の成長にもつながります。

1 シャンプーは「夜」がベスト!

一日を過ごした頭皮や髪には皮脂・汗、古い角質、ホコリ、雑菌などさまざまな汚れがたくさん付着しています。「疲れたから…」「面倒だから…」などと、シャンプーをせずに眠ってしまうと、就寝中に悪玉菌が増殖し、頭皮トラブルのきっかけをつくってしまいます。
さらに追い討ちをかけるように、就寝中も皮脂・汗は分泌されているので、悪玉菌にとって豊富なエサの時間になってしまいます。悪玉菌を増やさないためにも、夜のシャンプーでしっかり汚れを落とすことが重要です。
ただし、爪を立てたり、ゴシゴシ洗いすぎたりするのはNG。また、一般にスカルプ(頭皮)シャンプーといっても、なかには刺激の強い洗浄成分を使用しているものもあり、逆に頭皮環境の悪化を招くので要注意。

2 生活習慣を見直そう!

不規則な生活や食習慣、ストレスなどからも頭皮環境の悪化を招き、悪玉菌が増えてしまいます。日頃の生活習慣を見直し身体を基礎から整え、すこやかな頭皮環境へ導きましょう。
また、カラーリングによる頭皮への影響も注意が必要です。毎回全体を染め直すよりも、部分染めやリタッチを取り入れ、頭皮に負担をかけ過ぎないサイクルで行ないましょう。
すこやかな頭皮環境をつくるポイント
・質の良い睡眠を十分にとり、できるだけ規則正しい生活を心がける
・脂っぽいものや糖分、アルコールを摂り過ぎない
・ストレスは上手に発散する
 

髪の紫外線対策、意識していますか?

髪の紫外線対策を意識している方はまだまだ少ないのが現状。でもこの時季、紫外線は量も強さもピークを迎えるので無視することはできません。
通常、肌にはメラニンが存在しているため、紫外線を浴びるとフィルターの役割を果たし、ある程度ダメージを防いでくれます。ところが、髪の外側にあるキューティクルにはメラニンが存在していないので、直接紫外線の影響を受けてしまうのです。そのため、紫外線を浴び続けると、キューティクルが崩壊してタンパク質分解が起こり、髪内部が空洞化してしまいます。パサつく、ツヤがない、うねる、手触りが悪くなるなどのトラブルに。
美髪のためには帽子や日傘などで髪をガードするとともに、日々、毛髪を補修する成分配合のシャンプー、トリートメントでいたわってあげましょう。