半身浴で体に効率的な引き算と足し算を ~正しい半身浴の方法~
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身体のためとはいえ、わざわざ何かをするのは大変だし、時間も取れないもの。その点、入浴は誰でも毎日行なうことだから、ほんの少し見直して、やり方を変えるだけで効果が得られるのがいいところです。
入浴タイムをリラックスして過ごすことで、心や身体の疲れがほぐれることも期待できます。さあ、さっそく今日から実践してみましょう。
半身浴はなぜいいの?
入浴には全身までお湯に浸かる「全身浴」と、下半身のみ浸かる「半身浴」があります。どちらにもメリットはありますが、今回は半身浴の方法や仕組み、おすすめの過ごし方についてご紹介します。
半身浴のメリットのひとつは、胸までお湯に浸からないため、全身浴に比べ身体に負担をかけにくいことです。
湯温はぬるめがおすすめ。ぬるめのお湯に長時間浸かることで、温まった下半身の血液が全身をめぐり、じんわりとやさしく身体を温めてくれます。
運動をすると身体が温まりますが、足腰が弱くなっている方、あるいはなかなか運動ができないという方でも、半身浴なら自分の体の状態に合わせて無理なく行なうことができます(持病のある方は必ず医師に相談して、正しい方法で行なってください)。
半身浴で汗をかくのがおすすめな理由
半身浴で汗をたくさんかくと、老廃物や余分な皮脂等が排出されやすくなると言われています。また発汗は肌のターンオーバーを促しすこやかな状態に導いてくれるため、美しい肌づくりにもつながります。
さて、とはいえ中には「半身浴をしてもぜんぜん汗をかかなかった。私には効果がないのでは?」 という方もいらっしゃるようです。
無理に汗をかこうとする必要はありませんが、そのような場合には発汗を促す入浴剤を入れたり、水分を十分に摂ってから入浴してみるのもひとつの手です。
半身浴中の時間を有効活用
半身浴をしている約30分間、おすすめは目をとじてリラックスすることですが、何だか時間がもったいない、と感じる方は、この時間をこんなことに活用してみるのもいいかもしれません。
ひとつは、蒸しタオルパック。
お湯で絞ったタオルを気になる部分に乗せておくだけで、蒸気によって毛穴が開き、その後の洗顔で小鼻や頬などの毛穴の中の汚れが取れやすくなります。
全身ケアをしたい方には、リンパマッサージがおすすめ。
特に左鎖骨には全身のリンパ液が流れ込む重要なリンパ節があります。鎖骨のくぼみの部分を体の中心から脇に向かって、やさしく円を描くようにマッサージしましょう。
ダイエット中の方なら、ちょっとしたエクササイズはいかが?
背筋を伸ばしてウエストをひねったり、バスタブに腕を乗せてお尻を浮かせたり、今度は逆にお尻だけで体を支えてV字バランス。こんなことをしているうちに、30分はあっという間に過ぎていきます。
注意点
・食事をすると血液が胃に集中してしまうので、入浴前後の食事は好ましくありません。
・風邪をひいている方、月経中の女性は、体調悪化を引き起こす恐れがあるので控えましょう。
・飲酒後の入浴は控えましょう。
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