フランスの食文化~フランスパンの種類と迷信~
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フランスパンで挟んだサンドウィッチやガーリックを塗って焼いたガーリックトーストっておいしいですよね!
フランスパンはフランスでは『pain traditionnel パン・トラディッショネル』と呼ばれ、小麦粉、水、塩、イーストを基本としたシンプルなパンです。フランスの食卓に欠かせないフランスパンは、その硬さが大きな特徴となっていて、「外皮はパリバリ・中はさっくり」とした独特の食感を生み出しています。日本で食べられる”フランスパン”は日本人好みにもちもちした食感になるように製法を変えているものが多く、本場のものより中身が弾力の強いものになっているんです。
フランスパンは素材がシンプルなだけに気温や湿度、その日の天気などの影響を受けやすく、できあがりの状態が変わってしまうので、日によって発酵の具合や焼き加減を調整するなどの技術が必要なほど繊細なものです。
同じフランスパンの生地から作られるものでも、長さ、重量、切り口の本数などで名前が分類されています。その中でも代表的なパンをご紹介します。
シンプルにチーズをのせたり、ジャムやはちみつをたっぷり塗ったりしてお気に入りのフランスパンを見つけるのも楽しいかもしれませんね。
フランスパンの種類
バゲット
「つえ棒」という意味の代表的なフランスパン。
長さ約70~80cm。重量300~400g前後のフランスパンの中では細長いほうで、外側のパリパリ感と中身の生地のほのかな塩っぽさが特徴。
パリジャン
「パリっ子」という名の棒状型のなかで一番太くて長いパン。フランスパンと言えばこれ。長さは約50~70cm。重量500g前後で表面に5~6本の切り口をつけたものが多い。
バタール
「中間の」という意味。棒状フランスパンの中で太さがパリジャンとバゲットの中間で、長さは約40~50cm。重量は300g程度。
シャンピニョン
「きのこ」という意味。
約50g位のマッシュルームの形をした小型フランスパン。
ブール
「ボール」という意味のフランス語で、ボール状の小・中型フランスパン。
表面にクロスした数本の切り口をつけたものが多い。重量約280g。
フルート
笛のフルートのように細長い棒状フランスパン。
重量は200gから250gで、長さは約50~60cm。
フォンデュ
「双子」の意味で、お尻のような形をしたパン。大きいサイズのものと小型のものがあります。
フランスパンの迷信
フランスパンの表と裏の違いは分かりづらいのですが、切れ目の入ったほうが表、平らなほうが裏となります。
裏側を上にして、切れ目の入った表を下にしてテーブルに置くのはフランスではNG!
悪いことが起こるという言い伝えがあります。フランスらしい迷信ですよね。