腸内環境の悪化…その時どうなる?


腸内環境は腸内細菌のバランスが大事。いつも善玉菌が優位であれば良いのですが、もしも悪玉菌の数が善玉菌よりも増えてしまったら、私たちの身体にいったいどんなことが起こるのでしょうか。

腸内だけにとどまらない、さまざまなトラブルが全身いたるところで起こってくるのです。ニナファームジャポンが紹介します。

【腸内環境が悪化すると起こる身体の不調】

免疫力の低下

腸内環境の悪化によって免疫力が低下すると、風邪やインフルエンザなどの感染症、花粉症やハウスダストなどのアレルギー症状を起こす原因にもなります。

肌トラブルが起こる

悪玉菌によって生み出された有害物質の影響は身体だけに起こるわけではありません。肌荒れ、シミ、くすみ、シワ、たるみなど、すべての肌トラブルにつながります。

生活習慣病のリスクが高まる

腸内環境が悪化すると身体の代謝機能が滞り、動脈硬化や糖尿病、高血圧、心筋梗塞など、さまざまな生活習慣病を引き起こすリスクが高まります。

うつな気分になる

悪玉菌が増えると、精神を安定させて幸せな気分にさせる「セロトニン」の産出量が減り、やる気がなくなったり気分が落ち込んでしまいます。

腸内環境が良好だと、免疫力が上がる?!

空気中に漂う病原菌やウイルス、体内で発生する活性酸素やガン細胞、そんな敵に囲まれながらも、人間はすぐに病気になるわけではありません。

それは生まれながらに免疫力が備わっているから。骨髄で生み出される血液細胞の中にある白血球にはさまざまな種類の免疫細胞があり、血流にのって全身を巡り、敵を見つけては攻撃しているのです。

食物にまぎれてさまざまな病原菌やウイルスが侵入してくる腸には、この免疫細胞の約7割が集結しており、日々戦ってくれています。

また腸は、集まってきた免疫細胞をより強く鍛える訓練場でもあります。腸内細菌の刺激によって免疫細胞は鍛えられ、さらに強くなって全身のパトロールに出掛けていくのです。

より健康に若々しく暮らすためにも、腸内環境を整え免疫力を上げることは大切なのですね。