春の3K


ニナファームジャポンにも春の足音がだんだん近づき、本格的な春の訪れ。ワクワクの季節のはずなのですが・・・
そうではない人も多いようで、「春の3K」という言葉があることを私は、はじめて知りました。

花粉・黄砂・寒暖差が「春の3K」と呼ばれ、この季節の「嫌われモノ」なのだそうです。
春に花粉を飛ばすのは植物の自然な営みなのに、日本の国民病の原因になっています。
この時期にくしゃみや鼻水が止まらないという人が多いのですが、花粉症の原因は体の免疫反応です。
体の中に入った花粉を外に出そうとする反応なのです。
花粉が侵入する入口は、鼻や口です。だから、私たちの体は鼻水や咳で花粉を外に出そうと反応してしまいます。
細かな花粉は目からも入りやすいので、花粉症の症状には目のかゆみも入ります。

大陸で起きる砂嵐も春の自然現象ですが、有害汚染物質を運んできてしまうことが問題。
春の砂嵐で代表的な黄砂は、日本の西にある砂漠や高原から運ばれてきます。
カラカラに乾いていて、小さく軽い砂は風で高く舞い上がり、周辺へ飛んで行きます。
舞い上がった砂は、上空の強い風に乗ると、わずか4日ほどで日本にたどり着いてしまいます。

四季の変化に恵まれた日本では、季節の変わり目の寒暖差もあたりまえの現象のはず。
免疫や自律神経が空回りして、過剰なアレルギー反応や体温調節機能低下が起きています。
寒暖差によりいつも以上にエネルギーを使った体は、副交感神経が鈍くなり交感神経が優位になることで血の巡りに影響を与え、冷えや肩こりといった症状を招いてしまいます。
また、免疫力が下がってしまい、風邪やアレルギーといった症状が出やすくなってしまいます。

大きな問題は、人間が地球を汚してまったために、自然界のバランスが崩れていること。
人間も自然の一部、自然がバランスを崩して病めば、人間も健康ではいられないのです。
花が咲き、鳥が歌う春を心から満喫するためには、地球の健康管理が大切なようです。