ビューティークオリティを高くする笑顔の極意

笑顔には不思議な魅力があります。まわりをハッピーな気持ちにしたり、自分自身を前向きにしたり…。

さらにもうひとつ、忘れてはいけないのが「笑顔は若さの秘訣」です。素敵な笑顔をつくることで表情も肌印象ももっと若々しく見えます。

同じ笑顔でも、つくりかた次第で見た目の印象が変わります!

笑顔の効能と笑顔を作る「表情筋」について

笑顔は一番簡単なコミュニケーション手段

笑う門には福がくる、というように知らない人同士でも、目と目が合った瞬間、お互い思わず笑顔をつくると、なんとなくその場の雰囲気がやわらぎ、相手にも好感が持てます。笑顔にはそんなコミュニケーションを円滑にする不思議な魅力があります。

相手が好感を持ってくれれば物事がスムーズに良い方向へと進んでいきやすくなり、また、自分のうれしい気持ち、楽しい気持ちを笑顔で伝えると、ミラー効果でまわりの人にも笑顔が生まれます。

さらに「笑って健康になる」など、笑うことがストレス発散や免疫力の向上、脳の活性化などにつながると言われているのも事実です。

ところが、そんな笑顔にも実は落とし穴があるのです。自分では笑っているつもりでも、その表情の印象からまったく異なるイメージにとらえられることがあります。

写真撮影時など意識的につくる笑顔とは違い、無意識に出る笑顔は、顔を動かす筋肉、表情筋の動きによっては、ぎごちない笑顔になってしまうことも。うれしい気持ちを伝えたいとき、顔に動きがあり表情が豊かだと、その気持ちがいっそう伝わりやすくなります。

つまり、表情筋を動かすことは、素敵な笑顔をつくるカギなのです。これは、女性だけではなく、男性にも言えることです。

顔の筋肉、表情筋がつくりだす好感度の高い素敵な笑顔

では、表情筋とはどんな筋肉なのでしょう。表情筋は、顔に30種類以上存在し、目や口、頬などを動かす筋肉です。

この顔に張り巡らされたいくつもの筋肉が連携して、笑顔はもちろん、さまざまな表情をつくり出すことができるのです。そして、体の筋肉同様に使わなければ衰えるし、加齢によっても衰えてきます。

また、普段の生活では、全体の約30%くらいしか使用していないと言われています。

表情筋が衰えると顔の動きが悪くなり、「笑顔がぎごちない」「表情が硬い」などと言われてしまいます。また、二の腕の筋肉のつき方が、利き手とそうでない方で違ってくることがあるように、表情筋も噛み癖などによってつき方がアンバランスになることがあります。

さらに、笑顔とともに影響を受けるのが、肌です。表情筋は骨と骨をつなぐ体の筋肉とは違い、皮膚や骨につながっているため、衰えることで肌がたるみ、シワや毛穴の広がり、ほうれい線などが目立ってきます。表情のとぼしさと重なり、どんどん老け顔を進行させてしまいます。

いつまでも素敵な笑顔でいるために、見た目の印象を若々しく保つために、今からでも遅くはありません。スキンケアで肌状態を整え、身体同様に表情筋を鍛えましょう。

第一印象は素敵な笑顔で!

表情筋、衰え度チェック

表情編

□顔がこわばりやすい
□疲れたように見える
□笑顔がぎごちないと言われる
□無表情なときが多い
□目が笑っていないと言われる

肌印象編

□まぶたがたるんできた
□ほうれい線が目立つ
□頬やアゴのたるみが気になる
□シワが気になる
□くすみが気になる