半身浴で体に効率的な引き算と足し算を ~正しい半身浴の方法~

体のためとはいえ、わざわざ何かをするのは大変だし、時間も取れないもの。その点、入浴は誰でも毎日行なうことだから、ほんの少し見直して、やり方を変えるだけで効果が得られるのがいいところです。

リラックス度が高いので、毎日のストレスを取り除く精神面での効果も期待できます。さあ、さっそく今日から実践してみましょう。

 

半身浴はなぜいいの?

半身浴は体によいとよく聞きますが、具体的にどんなところがよいのでしょう?

まず湯温ですが、熱すぎると血管が収縮してしまいます。半身浴のように、ぬるめのお湯に長時間つかることで、血管がほどよくゆるみ、体内の老廃物が排出されやすくなるのです。

また、胸までお湯につからないので、心臓に負担がかかりません。下半身が温まり、水圧で心臓に血液を送り返す機能が高まることで、血行がよくなるのです。

足腰が弱くなっている方、あるいはなかなか運動ができない、という方でも、半身浴なら自分の体の状態に合わせて、無理なく行なうことができます(持病のある方は必ず医師に相談して、正しい方法で行なってください)。

 

半身浴ではどんな汗をかく?

人間の汗には2種類あります。体温を調節するために出す汗と、体から老廃物を出すための汗です。

スポーツをしたときなどに出る体温調整の汗は99%が水分でさらりとしています。

一方、半身浴の際に出る汗は後者の老廃物を出すための汗で、体に不要な老廃物や脂質を含んでいるためベトベトしています。この汗をたくさんかくと、お風呂のお湯が濁ることもあるといいます。

ですから、半身浴で汗と一緒に体の中の有害物質を排出しておけば、日ごろかく汗の臭いも少なくなる、というわけです。

さて、とはいえ中には「半身浴をしてもぜんぜん汗をかかなかった。私には効果がないのでは?」 という方もいらっしゃるようです。

汗をかかないからやめるのではなく、むしろそういう方こそ続けてほしいのです。汗をかかない原因は汗腺が衰えているから。半身浴を続けていれば、この機能は回復していきます。

発汗を促す入浴剤を入れたり、水分を十分に摂ってから入浴してみましょう。

 

半身浴中の時間を有効活用

半身浴をしている約30分間、おすすめは目をとじてリラックスすることですが、何だか時間がもったいない、と感じる方は、この時間をこんなことに活用してみるのもいいかもしれません。

ひとつは、蒸しタオルパック。

お湯で絞ったタオルを気になる部分に乗せておくだけで、蒸気によって毛穴が開き、その後の洗顔で小鼻や頬などの毛穴の中の汚れが取れやすくなります。

全身ケアをしたい方には、リンパマッサージがおすすめ。

特に左鎖骨には全身のリンパ液が流れ込む重要なリンパ節があります。鎖骨のくぼみの部分を体の中心から脇に向かって、やさしく円を描くようにマッサージしましょう。

ダイエット中の方なら、ちょっとしたエクササイズはいかが?

背筋を伸ばしてウエストをひねったり、バスタブに腕を乗せてお尻を浮かせたり、今度は逆にお尻だけで体を支えてV字バランス。こんなことをしているうちに、30分はあっという間に過ぎていきます。

 

注意点

・食事をすると血液が胃に集中してしまうので、入浴前後の食事は好ましくありません。
・風邪をひいている方、月経中の女性は、体調悪化を引き起こす恐れがあるので控えましょう。
・飲酒後の入浴は控えましょう。