あなたは知っていますか?口の中で起きている大事件!


エイジングケアの観点から見たオーラルケアの常識と、健康・美容への影響についてニナファームジャポンと一緒に学んでいきましょう。

1、きちんとケアしているのに、なぜ口内トラブルは起きる?

歯磨きしているのに虫歯になりやすい、ブラッシングしているときに出血する、口臭が気になる…。気を配っているつもりでも、トラブルになりやすい口の中。特に年齢を重ねていくと、歯周病などのトラブルを抱えている人が多くなるようです。

その原因となるのが、口の中に棲息している200種類以上と言われる口内常在菌です。
もちろんすべてが悪者ではありません。口内環境を整える善玉細菌は、口を通じて入ってくる有害なウィルスなどを除去し、口内環境をすこやかに保つ役割を担っています。
問題は、主に食事などで摂取した糖や口内の新陳代謝で剥がれ落ちた細胞などに含まれるたんぱく質を栄養源に増殖する悪玉細菌です。

通常、唾液の自浄作用により、口内を洗浄し、殺菌することで悪玉細菌の増殖や働きを抑制しています。また、口内で発生する活性酸素も唾液に含まれる酵素の働きにより除去されています。

ところが、加齢や不十分なケア、ストレスなどによる緊張、生活習慣の乱れなどが原因で唾液の分泌が減り、ドライマウスの状態になると、悪玉細菌が急速に増殖してしまいます。

2、悪玉細菌が増殖すると細菌の塊、プラーク(歯垢)に

前述したさまざまな要因で口の中が乾き唾液の自浄作用が低下すると、口内に汚れが残ったままの状態になり、悪玉細菌が増殖。増え続けることでプラーク(歯垢)を形成します。

プラークを食べ物のカスと思っているのは大間違い。プラーク1gの中には億単位の細菌が棲息し、中には虫歯・歯周病・口臭などのトラブル原因菌が棲んでいます。
つまりプラークは細菌の塊であり、トラブル原因菌の温床なのです。当然のごとく放置しておけば、口内トラブルの原因物質を産出し、歯や歯茎にダメージをもたらしてしまいます。

たとえば、歯周病菌は歯茎に炎症を起こす毒素を発生させます。症状が進行すると、歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる隙間をつくり、食べ残しやプラークが溜まりやすくなり慢性的な歯茎の炎症につながります。虫歯菌は歯のエナメル質を溶かす酸を産出し、虫歯になりやすくなります。

また、歯周病菌や口臭原因菌によるたんぱく質の分解、虫歯菌による糖の分解の際に発生するガスなどは、不快な臭いを発し、口臭トラブルの原因となります。

3、口の中だけではすまされない口内環境の悪化が招くエイジング

口内環境の悪化は、もはや口の中だけの問題ではありません。40代以降に多い歯周病などは、歯や歯茎だけではなく、全身の健康や美、心にまで影響を及ぼします。

たとえば、炎症を起こした歯茎の血管を通じて、体内のいたるところに歯周病菌やその炎症物質が侵入すると、体の免疫力が低下してしまいます。心臓病や脳卒中、動脈硬化、糖尿病、肺炎といったさまざまな病気との関連性も指摘されています。

さらに、更年期以降に歯周病が多い要因として、女性ホルモンの低下などもあります。女性ホルモンは、コラーゲン産生と密接に関わっていることから、ホルモンの減少に伴いコラーゲン産生が低下すると、歯茎はもちろん、歯や骨などがもろくなってきます。
また、近年の研究によると、炎症を起こしやすくなり、歯茎の炎症も増えると言われています。

またタバコも喫煙者の方が吸わない人に比べ、歯周病にかかりやすいというデータがあります。活性酸素発生の要因にもなるため、美しい歯はもちろん、健康のためにも、禁煙が望ましいということです。

歯周病や虫歯などで歯茎や歯にトラブルを抱えると咀嚼がうまく行なえなくなります。普段、何気なく行なっている「噛む」動作ですが、実は、非常に大切なことなのです。歯の根の周りには、歯根膜と呼ばれる組織があり、噛むことで歯根膜が刺激されると、その刺激は脳神経の中でも最も太い三叉神経を通して、脳の中枢に送られます。これにより記憶や思考、感覚、意欲、運動能力などが活性化されます。
「ボケ防止はよく噛むことから」とも言われるくらいです。
また、ものがうまく噛めないと食事もつまらなくなり、食べることへの興味が薄れ栄養が偏り、体調不良の原因に。体力も気力もなくなってしまいます。さらに、さまざまな悪玉細菌が発生させる不快な口臭が気になると、人との会話や外出も消極的になり、覇気がなく老けこむ原因になります。

美容の面からも噛むことをあまりしなくなると、表情に影響を及ぼします。
真皮・表皮を支える表情筋が衰え、肌のたるみが進行します。目尻や頬、口角などが下がり老けた印象に。毛穴も縦に広がるたるみ毛穴が目立ってきます。