口の中が健康だと体調も肌もいきいき上向き!


 
食後のオーラルケアは当たり前。でも、ちょっと待って。そのケアは、本当に口の中で起こっていることを阻止していますか?
口内環境を知り、トラブルを適切に予防をすることは全身のエイジングケアにつながります。
オーラルケアを見直すと、よりすこやかな美しさを手に入れることができます。
 

あなどるなかれ、口の中のトラブルは、体の健康や美肌をおびやかす要因に

歯磨きしているのに虫歯になりやすい、ブラッシングしているときに出血する、口臭が気になる・・・。気を配っているつもりでも、トラブルになりやすい口の中。特に年齢を重ねていくと、歯周病などのトラブルを抱えている人が多くなるようです。
こと口の中の問題と思ってはいけません。歯周病菌などさまざまな悪玉細菌は体の免疫機能に影響を与えてしまうこともあります。また、口内の違和感は、食事を楽しめない要因にもなり、体や肌に必要な栄養補給にも支障をきたしてしまいます。美味しく、楽しく食事をすることはすこやかな美しい人生の象徴。いつものオーラルケアを見直し、トラブルを未然に防ぐことが大切です。
 

なぜトラブルは起こる?カギは口の中に棲む常在菌、悪玉細菌にあり!

口の中には200種類以上と言われる口内常在菌が棲息しています。その中には、口内環境を整える善玉細菌と、トラブルメーカーとなる悪玉細菌が存在しています。
善玉細菌は、口を通じて入ってくる有害なウィルスなどを除去し、口内環境をすこやかに保つ役割を担っています。悪玉細菌は直接口内トラブルを起こす訳ではありませんが、食事などで摂取した糖や口内の新陳代謝で剥がれ落ちた細胞に含まれるたんぱく質を分解することで、酸や毒素、揮発性のガスを出し、トラブルを引き起こします。
通常、唾液の自浄作用により、口内を洗浄し、殺菌することで悪玉細菌の増殖や働きを抑制しています。ところが、加齢や不十分なケア、ストレスなどによる緊張、生活習慣の乱れなどが原因で唾液の分泌が減り、ドライマウスの状態になると、悪玉細菌が急速に増殖してしまいます。
 

悪玉菌が増え続けることでプラーク(歯垢)を形成。虫歯・歯周病・口臭の原因に

口内トラブルの主な原因は悪玉細菌が増殖することでできるプラークにあると言っても過言ではありません。プラークを食べ物のカスと思っているのは大間違い。プラーク1gの中には億単位の細菌が棲息し、中には虫歯・歯周病・口臭のトラブル原因菌が棲んでいます。
いわばプラークは、悪の温床ということです。口内環境をすこやかに保つためには、まず、このプラークを徹底除去する必要があります。とはいえ、粘性が強く容易に剥がれ落ちにくいため、うがいや適当な歯磨きくらいでは落ちません。適切なオーラルケアでしっかりと除去&悪玉細菌を増やさない口内環境を守りましょう。