フランスの思い出の味 クスクス ~第二のフランス料理~


 
今回は、「CousCous クスクス」をご紹介!!

クスクスとは小麦粉でつくった粒を蒸したパスタの仲間で、世界一小さいパスタとも言われています。日本では米やコーン、豆などの穀粒と同じように扱われることが多いそうですが、もともとは北アフリカ(一般的にはアルジェリア・チュニジア・モロッコ)の料理なんです。アフリカから地中海諸国を渡って、フランスに広まりました。今では多くのフランス人にとって日常的に食べられているほど。私もパリにいた頃、よく食べてたなぁ…。

パリではいたるところでクスクスを食することができます。フランス人はクスクスと一緒にワインを飲みます。特にロゼワインとの相性がばっちりですよ!!

クスクスの上に野菜や肉、ソーセージ(辛いソーセージ メルゲーゼなど)の煮込みをかけて食べたり、バターを混ぜ合わせてバターライス風にしたり、肉や魚の付け合わせ、サラダなどにも最適。低カロリーながら栄養価も高いからダイエットにもいいかもしれませんね!さてさてなかなか日本人にはなじみがないクスクスですが、レシピはシンプルなので皆さん是非お試しを!

レシピ ~野菜たっぷりのチキンとトマトソースのクスクス~

<HOW TO COOK>本来クスクス専用の鍋を使ってクスクスを蒸らしますが、日本ではなかなか手に入らないので電子レンジや炊飯器で蒸らします。

◎クスクスのレシピ
電子レンジでは・・・
①耐熱容器にクスクスをいれ、オリーブオイル(又はバター)をなじませる。
②分量の水(湯)を加えてよく混ぜ、クスクスが水気を完全に吸収するまで置く。ラップをして3~4分電子レンジで加熱し熱いうちにさっくりかき混ぜ、クスクスをほぐし再びラップをして3分ほど蒸らす。

炊飯器では・・・
①炊飯器にクスクスを入れ、オリーブオイル(又はバター)をなじませる。そのまま分量の水を加えてよく混ぜ米と同様に炊く。炊き上がったらさっくりかき混ぜ、クスクスをほぐす。

◎チキンとトマトソースのレシピ〈材料(4人分)〉
玉ねぎ(みじん切り) ・・・1個
なす(乱切り) ・・・1本
きのこ類(好みのもの)・・・200g
トマト缶(ホール)・・・1缶
鶏胸肉(2㎝角切り)・・・300g
オリーブオイル・・・大さじ1
赤ピーマン(1㎝角切り)・・・1個
塩 ・・・小さじ1
にんじん(約6㎝の拍子切り)・・・2~4本
トマトジュース(味の調節用)・・・適量
大根(約6㎝の拍子切り)・・・1/3本
鶏がらスープ(水でもOK)・・・3カップ
※にんじんと大根はゆでておく
①加熱したクスクスをよくほぐしておく。
②鍋にオリーブオイル、玉ねぎを入れ、玉ねぎが透き通るまで中火で炒める。鶏肉、きのこ、なす、赤ピーマンを加えて炒め、トマトを入れて軽くつぶす。
③鶏がらスープを注ぎ、蓋をして強火で8分ほど煮込む。
④大根とにんじんをいれ、食材がスープになじんできたら中火でしばらく煮込みソースが煮詰まったら塩・こしょうで味を調える。
⑤クスクスとソースを合わせて出来上がり!!

 
~フランス おばあちゃんの知恵袋~Vol.1
★赤ワインのシミって・・・。
赤ワインを飲みながら楽しんでいる時に、「まぁ大変!! 赤ワインをこぼしてしまったわ」なんて思いしたことありませんか?
白ワインにしておけば良かったなんて後悔してしまったり・・・。

そんな時は!
もちろん早めに対処するのが一番だけど、昔からフランスでは、こぼしてしまった赤ワインの上に塩を多めにふりかけるの!塩が赤ワインを吸い取ってくれるわよ!
沸騰させた牛乳を染み込ませながら拭き取るのも効果的。応急処置だからそのあとはドライクリーニングをしてね。

★これからの季節、冷房をかけすぎて夏風邪だぁなんてことも・・・。
暑いからついつい冷房をガンガンにしちゃって、ある日突然「ハックショーン」なんてことありませんか?
夏風邪って長引くし、なかなか治りにくいんですよね。体調を崩してからじゃ遅いし・・・。

そんな時は!
ホット赤ワイン「ヴァン ショー」を飲んでみて!!ヨーロッパでは寒い冬に飲む定番の飲み物、ホットワイン。
レシピは簡単!まず、赤ワインを鍋に入れてゆっくり温めて。それからハチミツを入れてかき混ぜるの。沸騰させずに湯気が出るくらい温まったら、シナモンをふりかけてレモンスライスを浮かべるだけ!ポリフェノールやビタミンも豊富よ。風邪の時には冷えた身体をやさしく包み込んでくれるわ!!