肌の自救力を高める「皮膚マイクロバイオータ」

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私たちの肌には、膨大な数の微生物が生息しています。その働きは、顔だけではなく、体や頭皮など全身を覆う肌の健康と美しさに大きく影響しています。

ここでは、生涯に渡って肌のすこやかさ、美しさを守ってくれる微生物「皮膚マイクロバイオータ」についてニナファームジャポンがご紹介します。

Chapter1 私たちは生まれたときから微生物と共生関係にあります。

私たちは無菌状態の胎内から出た瞬間、母親からさまざまな種類の微生物を受け継ぎます。腸をはじめ、肌、口、鼻など、あらゆる部位に分布・定着し、生涯に渡って私たちの健康と美容を守る存在となります。

肌に生息する微生物「皮膚マイクロバイオータ」もそのひとつ。全身をくまなく覆うことで、肌に有益な作用をもたらし、すこやかさや美しさを保つとても重要な役割を担います。

Chapter2 肌状態に大きく影響する「皮膚マイクロバイオータ」は主に3つのカテゴリーに分類されます。

顔、体、頭皮など全身を覆う肌には、細菌や真菌(カビ)など多種多様な皮膚マイクロバイオータが数多く生息しています。なかでも肌状態に大きく影響を与える微生物を一般に「皮膚常在菌」といい、その特性から3つのカテゴリーに分類されます。

肌に良い働きをする「善玉菌」、肌に悪影響を及ぼす「悪玉菌」、肌環境によって善玉菌にも悪玉菌にも姿を変える「日和見(ひよりみ)菌」の3種です。

Chapter3 強く美しい肌に欠かせない「皮脂膜」は、善玉菌の働きでつくられています。

弱酸性の皮脂膜で覆われたすこやかな肌は、善玉菌が生息・増殖しにくく、ウイルスなどの病原菌の侵入も防ぐことができます。また、皮脂膜が持つ保湿作用は、肌の乾燥を防ぐとともに、肌に柔軟性や弾力性も与えています。このように「天然のクリーム」ともいわれる皮脂膜は、肌のすこやかさ、美しさを維持するうえでとても重要な役割を担っているのです。

そして、この皮脂膜形成には皮膚マイクロバイオータの善玉菌と日和見菌が大きく関わっています。
善玉菌の表皮ブドウ球菌と日和見菌のアクネ桿菌は、皮脂膜の原料になるグリセリンや脂肪酸などを生み出す皮膚マイクロバイオータ。この2つの菌がそれぞれの役割をしっかり果たすことで、肌はより強く美しくなるのです。

Chapter4 強く美しい肌づくりの鍵は、「菌バランス」が重要です。

皮膚常在菌の善玉菌、日和見菌、悪玉菌に属する皮膚マイクロバイオータが一定のバランスを保つことで私たちの肌は強く美しくなります。この菌バランスが崩れ、悪玉菌が優勢な状態になったときに肌トラブルは起こります。

そうならないためにも、「美肌づくりの菌」ともいわれる善玉菌が常に優勢な状態を維持することが大切になります。善玉菌が優勢になると、日和見菌のアクネ桿菌も善玉菌と同じような働きをするようになるため、美肌には好都合。また善玉菌は、悪玉菌と戦うことで鍛えられ、さらにアクティブになります。

このように、皮膚マイクロバイオータは相互に影響を受けたり、与えたりしながら常にバランスを保っているため、どれかが少なすぎても増えすぎても肌状態に反映されるのです。

Chapter5 菌バランスを整え、肌の自救力を高めましょう。

では、皮膚マイクロバイオータの菌バランスが崩れるとどうなるのでしょう。黄色ブドウ球菌やマラセチア菌などの悪玉菌が優勢になり、炎症による肌荒れなどを起こし、うるおいを保持する力も生み出す力も削がれてしまいます。

肌が乾燥すると、シワやたるみ、くすみなどあらゆる肌トラブルの引き金となってしまいます。これは顔だけではなく、全身の肌にいえることです。

頭皮では、フケが出やすくなったり、抜け毛を起こすなどのトラブルが発生。また、乾燥しバリア機能が低下した肌は、外部からの刺激を受けやすく、悪玉菌の増殖を防ぎきれなくなるため、肌を敏感にしてしまいます。日和見菌のアクネ桿菌も悪玉菌に味方し始め、ニキビなどトラブル悪化の原因菌となってしまいます。

トラブルを未然に防ぐためにも、日頃から皮膚マイクロバイオータの菌バランスを正常に保つスキンケアや生活習慣などを心がけましょう。自らが持つ皮膚マイクロバイオータで肌を救う力「自救力」を高めることは、今日よりも明日、未来へつながる強く美しい肌を育みます。

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